砲火のドバイでも「ヤン子」は走る——日本馬6頭とスタッフ9名の無事を確認、調教は順調【2026年3月3日】

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「今朝の様子」

厩舎公式Xに投稿された動画の中で、フォーエバーヤングは砂塵舞うメイダンのダートコースを力強く駆けていた。

ドバイ国際空港が事実上閉鎖し、湾岸地域に緊張が走る中、3月3日現在、ドバイ滞在中の日本馬6頭とスタッフ9名の無事が確認された。鈴木憲和農林水産大臣が報告し、矢作芳人調教師も「安全が第一」と語りながら調教手を緩めない姿勢を貫いている。

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大臣が動いた——「邦人保護に万全」

鈴木農水相は3月3日のX投稿で、現地日本大使館からの報告として競馬関係者と競走馬の安全を確認したと発表。農水相が競馬関係者の安否に直接言及するのは異例の事態であり、現地の緊張度合いを物語っている。

滞在中の日本馬6頭——全頭の状況

馬名性齢厩舎目標レース
フォーエバーヤング牡5栗東・矢作芳人ドバイWC G1(ダート2000m)
アメリカンステージ牡4栗東・矢作芳人ゴールデンシャヒーン G1(ダート1200m)
ルクソールカフェ牡4美浦・堀宣行ドバイWCデー出走予定
シンフォーエバー牡4栗東・森秀行ドバイWCデー出走予定
ワンダーディーン牡3栗東・高柳大輔UAEダービー出走予定
ケイアイアギト牡3美浦・加藤征弘ドバイWCデー出走予定

全6頭は2月14日のサウジカップデーから転戦。高柳大輔調教師もワンダーディーンについて「順調に調整できていると聞いています」とコメントしており、現地スタッフとの連絡が取れている状態だ。

矢作師の言葉——「馬の移動は本当に大変」

矢作芳人調教師は3日、スポーツ報知の取材に率直な言葉を並べた。

「スタッフのご家族の方、関係者の方にご心配をかけて申し訳ない。心苦しいです」

「人馬の安全が第一という大前提のうえで、プロフェッショナルとして調教を緩めることなく全力を尽くすだけです」

フォーエバーヤングは3月2日から本馬場での調教を開始。昨年の反省を踏まえ輸送後はじっくり休ませ、「今週までに14〜15秒(1ハロンあたり)ぐらいをできれば」と段階的な仕上げを進めている。厩舎公式X・主催者ドバイレーシングクラブのXでは2日連続で「ヤン子」の動画が投稿され、ファンの不安を和らげた。

なぜドバイが危険なのか——中東情勢の背景

米国・イスラエル軍によるイラン攻撃への報復として、イランがミサイル・ドローンをUAEに向けて発射。ドバイ国際空港は2月28日から発着便を当面停止し、湾岸地域で数万人が足止めを食らっている。ブルームバーグは「UAEに2万人超が缶詰」と報じており、馬の緊急帰国ルートも事実上封鎖されている状態だ。

ドバイWCデーの開催は?——現時点で中止なし

ドバイレーシングクラブは英紙に「準備はできています」と声明を発表。3月7日のスーパーサタデー、3月28日のドバイワールドカップデーともに現時点で中止・変更の発表はない。米国の参戦予定馬は3月14日発の飛行機での輸送を予定しており、世界各国の陣営が状況を静観している段階だ。

フォーエバーヤングの狙い——昨年3着からのリベンジ

昨年のドバイWCでフォーエバーヤングは3着。日本年度代表馬として今年こそ世界最高峰ダートGⅠの頂点を目指す。1着賞金は約10億9,000万円。砲火が飛び交う空の下でも、馬は今日も砂を蹴り続けている。

まとめ

「ヤン子」の愛称で親しまれるフォーエバーヤングが、世界情勢の激流の中でも一歩一歩調教を積み上げている。矢作師の「安全第一・手は緩めない」という言葉が、現地に残る9名のスタッフと6頭の馬たちを支える柱だ。3月28日まであと25日。

日本中のファンが人馬の無事とレースの実現を祈っている。

⚠️ 本記事は2026年3月3日時点の情報をもとに構成。情勢は随時変化する可能性があります。最新情報は各参考リンクよりご確認ください。

参考:

ドバイの夜明けのメイダン競馬場を疾走するサラブレッドのイラスト。中東情勢緊迫の中、フォーエバーヤングら日本馬6頭とスタッフ9名の無事確認と調教順調を伝える2026年3月速報ニュースビジュアル。

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