今日、阪神競馬場で奇跡が起きた
2026年2月21日(土)、阪神競馬場。
重賞・阪急杯(G3・芝1400m)のゲートが開いた瞬間、誰もがある馬に注目していた。
ソンシ
藤田晋オーナー所有、中内田充正調教師管理の牡5歳。
1番人気に推されたこの馬が背負っていたのは、数字だけじゃなかった。骨折による1年1ヶ月のブランク。14kgの馬体増。重賞初挑戦。何枚もの壁が、この一戦に重なっていた。
結果は、
3馬身半差の圧勝、勝ち時計1分18秒9のコースレコード。
ソンシに何があったのか
時計を少し戻そう。
昨年、ソンシは初の重賞挑戦となるシルクロードSに出走を予定していた。しかしレース直前、右前肢跛行のため無念の競走除外。そのままレースに出ることなく、骨折が判明し長期休養へ。
競走馬にとって骨折は、そのまま引退に繋がることも珍しくない深刻なアクシデントだ。ましてや1年以上のブランクは、筋肉も感覚もリセットに近い。馬体重は前走比+14kgという数字が、その長い休みの重さを物語っていた。
それでもソンシは、戻ってきた。
レースは、圧巻だった
スタート直後、ソンシは持ち前の二の脚の速さでラチ沿いの3番手に。逃げ馬アサカラキングが作るよどみない流れの中でも、川田将雅騎手とソンシの呼吸はピタリと合っていた。
4角3番手から直線へ。外に持ち出したソンシが手前を替えた瞬間、
ダイナミックなフットワークで一気に加速。
先行する2頭をあっという間に飲み込み、後続を置き去りにした。そのスピードは衰えるどころか、ゴール板を過ぎても増し続けているようだった。
3馬身半差。1分18秒9。
前走の阪神CでG1馬ルガルがマークしたコースレコード「1分19秒0」を0秒1更新。重賞初制覇がいきなりコースレコードという、誰もが予想しなかった結末だった。
川田将雅騎手の言葉
レース後、川田騎手はこう語った。
「本当にびっくり。頭の下がる思いです」
長い休みを乗り越えて、復帰初戦でこの走りを見せたソンシへの敬意が、その短い言葉に凝縮されていた。名手・川田将雅でさえ驚かせた、ソンシのスピードの凄みを感じさせるコメントだ。
藤田晋オーナーに、また重賞タイトルが届いた
ソンシを所有する藤田晋オーナーは、この数日前にもフォーエバーヤングでサウジカップを連覇したばかり。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。
SNSでは「ソンシ強すぎる」「藤田晋オーナーの馬、強すぎる」という声が溢れ、「できれば高松宮記念を勝って、藤田オーナーに中央G1初勝利をプレゼントして、ウマ娘化も当確してくれ」というファンの熱い願いも飛び交った。
中央G1勝利
それが次の目標だ。春のG1・高松宮記念でのさらなる快進撃に、競馬ファンの視線が集まる。
競走馬が教えてくれること
骨折。長期休養。14kgの馬体増。重賞初挑戦。
これだけの逆境を背負って、コースレコードで勝ち切ったソンシの走りは、もはや競馬の話だけじゃない。
何度転んでも、立ち上がれる
そんな普遍的なメッセージを、あの小さな蹄が刻み込んだレースだった。
Comeback stories don’t always happen in movies. Sometimes, they happen at 1分18秒9.
📌 ソンシ レース結果メモ
- レース: 阪急杯(G3・芝1400m)2026年2月21日 阪神競馬場
- 着順: 1着(3馬身半差)
- 勝ち時計: 1分18秒9(コースレコード更新)
- 騎手: 川田将雅
- 調教師: 中内田充正
- オーナー: 藤田晋
- 馬体重: 前走比+14kg
⚠️ 情報は2026年2月21日のレース結果に基づいています。


コメント