海外の誘惑より、国内の頂点。その選択に、陣営の強い意志が宿る。
2026年3月3日、スポーツ報知が報じた。雲取賞(JpnⅢ・2月18日・大井ダート1800m)を制したリアライズグリント(牡3歳・栗東・矢作芳人厩舎・父キタサンブラック)が、UAEダービーへの招待を辞退し国内専念を宣言。雲取賞で獲得した優先出走権を活かし、羽田盃・Jpn1(4月29日・大井競馬場・ダート1800m)へ直行することが確定した。
陣営の判断——矢作調教師のコメント全文
矢作芳人調教師はスポーツ報知の取材に対してこう語った。
「オーナーサイドと協議して、UAEダービーからの招待もきましたが、国内専念にしました」
UAEダービーはドバイ・メイダン競馬場で行われるワールドカップナイト(G2・ダート1900m)のひとつで、ケンタッキーダービーの選考ポイントが付与される国際的な舞台。招待が届いたということ自体、リアライズグリントの評価の高さを示している。しかし陣営は迷いなく「3歳ダート三冠」への挑戦を選んだ。
リアライズグリントの戦績と雲取賞の内容
| 戦績 | 詳細 |
|---|---|
| セレクトセール2024落札 | 1億6,500万円(注目の高額馬) |
| 通算成績 | 5戦2勝〔2-3-0-0〕 |
| 雲取賞(JpnⅢ)2月18日 | 優勝・大井ダート1800m・3番人気 |
| 騎乗騎手 | 坂井瑠星騎手 |
雲取賞では2番手追走から直線で追い比べを制する完勝。坂井瑠星騎手は「この形が一番勝ちやすいのかなと思い乗っていました」とコメントし、馬の特性を完全に把握したレース運びが光った。父キタサンブラック仕込みのダート適性と粘り強さが存分に発揮された一戦だった。
次走:羽田盃(第71回)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 農林水産大臣賞典 第71回 羽田盃 |
| 開催日 | 2026年4月29日(水・祝) |
| 競馬場 | 大井競馬場(東京シティ競馬) |
| 距離 | ダート1800m |
| 格付け | Jpn1(3歳ダート三冠・第一冠) |
| 条件 | 3歳牡馬・牝馬・定量 |
羽田盃は3歳ダート三冠の開幕戦。雲取賞と同じ大井ダート1800mが舞台であり、コース適性は既に証明済みという点が陣営の強みだ。
3歳ダート三冠ロードとは
リアライズグリントが目指す「3歳ダート三冠」のロードはこうなっている。
| 冠 | レース | 開催日 | 条件 |
|---|---|---|---|
| 第一冠 | 羽田盃(Jpn1) | 4月29日 | 大井・ダート1800m |
| 第二冠 | 東京ダービー(Jpn1) | 6月3日 | 大井・ダート2000m |
| 第三冠 | ジャパンダートクラシック(Jpn1) | 10月 | 大井・ダート2000m |
三冠達成となれば、ダート界に新たな伝説が誕生する。まずは第一関門の羽田盃制覇が全ての始まりだ。
矢作厩舎のもう一頭——アンジュプロミス
同じ矢作芳人厩舎のアンジュプロミス(牝3歳・父ドレフォン)も動向が明らかになった。あざみ賞で勝利しオープン入りを決めたアンジュプロミスは、葵S・G3(5月30日・京都競馬場・芝1200m)が次の目標となる。その前に一戦挟むかは未定。矢作厩舎は芝・ダート両面で有力3歳馬を抱えるまさに「フル稼働」状態だ。
注目ポイント——父キタサンブラックの血統
父キタサンブラックといえば今や芝路線のイメージが強いが、リアライズグリントはダートで圧倒的なパフォーマンスを発揮している。この「意外性」が馬券的にも注目を集める要因のひとつ。雲取賞・羽田盃とコースが同じダート1800mである点も、三冠制覇への現実味を高めている。
まとめ
- 雲取賞(JpnⅢ)制覇 → 優先出走権獲得
- UAEダービー招待を辞退 → 国内三冠路線一本に絞る
- 次走:羽田盃Jpn1(4月29日・大井・ダート1800m)確定
- 父キタサンブラック×大井ダート1800m適性証明済みという強みを活かした王道ローテーション
参考:
- スポーツ報知 https://hochi.news/articles/20260303-OHT1T51132.html
- 東京シティ競馬(TCK)公式 https://www.tokyocitykeiba.com/race/grade_race/2026-04-29/



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