【思い出の阪神大賞典】競馬史を彩った伝説の名場面5選

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中央競馬

芝3000m・第74回を迎えるGⅡの聖地が生んだドラマを振り返る

阪神大賞典は1953年創設、今年で第74回を迎える長距離の名門重賞です。天皇賞(春)への最重要ステップレースとして、時代を代表する名馬たちが幾度となくここで伝説を刻んできました。単なる前哨戦では終わらない、このレースだからこそ生まれた名場面を一気に振り返ります。

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1991・1992年|メジロマックイーン&武豊「最強コンビ誕生の舞台」

武豊騎手とメジロマックイーンが初めてコンビを組んだ歴史的な一戦が1991年の阪神大賞典でした。単勝1.2倍の圧倒的1番人気に応え快勝、そのままの流れで天皇賞(春)も制覇。翌1992年も連覇を達成し、史上初の天皇賞(春)連覇へとつなぐ礎となりました。長距離界に君臨した白い王者の伝説は、ここ阪神大賞典から始まったのです。

1996年|ナリタブライアンvsマヤノトップガン「20世紀最高の名勝負」

競馬史に刻まれた世紀のマッチレース。前年の三冠馬ナリタブライアンと年度代表馬マヤノトップガンが激突した一戦には、土曜日にもかかわらず5万9千人ものファンが阪神競馬場に押し寄せました。

残り600mで2頭が並び、直線では何度も交わし合う息をのむ追い比べ。最後はナリタブライアンがアタマ差で制し、実況アナウンサーが「スーパーサタデーとでも言うでしょうか」と叫んだ瞬間は今も語り継がれています。のちに武豊騎手は「あの馬の全盛期はあんなものではなかった」と振り返りながらも、復権への狼煙を上げた勝利として位置づけています。

2006年|ディープインパクト「向かい風をものともせぬ圧勝劇」

無敗の三冠馬が4歳初戦として挑んだ阪神大賞典。当日は直線に強い向かい風が吹き荒れ、ほとんどの馬がまともに走れない悪条件。にもかかわらずディープインパクトは3コーナーから一気のロングスパートで先頭に立ち、2着に3馬身半差をつけて圧勝しました。

ラスト600mのタイムは36.8秒。全体の上がりが37.5秒という中でこの数字を叩き出した怪物ぶりに、武豊騎手は「この馬のことを欧州の芝がどうとか語るレベルではない」とのちに語っています。この日の衝撃が凱旋門賞挑戦への確信となりました。

2012年|オルフェーヴル「前代未聞の逸走劇」

三冠馬+有馬記念制覇の四冠馬として単勝1.1倍の圧倒的1番人気を背負ったオルフェーヴル。ところがレース3コーナーで突如として外ラチ沿いに大逸走、約100m余分に走り失速するという前代未聞の大事件が起きました。

後に「向正面で先頭に立ち、レースが終わったと思ってやめようとした」という見解が出され、その天才的かつ自由奔放すぎる気性がかえってファンの心をつかみました。最終的に2着に追い上げた底力も驚異的で、勝ったギュスターヴクライは完全に主役を食われた形に。この逸走劇はいまも競馬史上最大の珍事件として語り継がれています。

2013〜2015年|ゴールドシップ「破天荒な王者が刻んだ3連覇」

「気まぐれ」「破天荒」と称されながらも、阪神大賞典だけは別人のように強かったのがゴールドシップです。3年連続で制覇という史上空前の偉業を達成し、このレースと相性抜群の名馬として今も語り継がれています。

  • 2013年:後方から一気のマクリ差しで快勝。上がり最速の末脚で2着デスペラードを突き放しました。
  • 2014年:前年秋の敗戦を払拭する先行策に切り替え、3馬身半差の完勝。「別馬か」とファンを驚かせました。
  • 2015年:3連覇達成。勝ちタイム3分05秒9で1馬身1/4差。競馬ファンの歓声が阪神競馬場に響き渡りました。

GⅠ6勝・計13勝の超一流馬でありながら、どこか人間くさい気まぐれぶりでファンを魅了し続けたゴールドシップの「庭」がまさにこの阪神大賞典でした。

阪神大賞典 歴代名勝負 早見表

勝ち馬騎手見どころ
1991・92メジロマックイーン武豊連覇で天皇賞春へ
1996ナリタブライアン武豊5万9千人の前で世紀の追い比べ
2006ディープインパクト武豊向かい風3馬身半圧勝
2012ギュスターヴクライ福永オルフェーヴル逸走で阪神騒然
2013〜15ゴールドシップ内田/岩田史上唯一の3連覇

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