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門別競馬5月21日、メイン含む2レースが濃霧で取り止め──第11Rは「ゲート出て10秒後に行方不明」の異常事態

濃霧に包まれた門別競馬場のナイター風景イラスト。スタジアム照明が黄色いハロー状に滲み、ダートコースは霧で見えない。情報板に第10R・第12R取り止めの表示、ベンチに馬券が置かれている。

日高の夜、霧が競馬場を飲み込んだ

2026年5月21日(木)、ホッカイドウ競馬の門別開催で、ナイターのクライマックスが濃い霧によって白く消えました

第10R「グランシャリオドリーム12」(19時15分発走予定)と、メインの第12R「ステラヴェローチェ賞」(20時35分発走予定)が取り止め。日刊スポーツも速報で報じています。馬券を握りしめていたファンには、まさに「霧の中に消えた夜」となりました。

「霧で馬が見えない」第11Rは強行も波乱

しびれたのは間に挟まれた第11R「コデマリ特別」。取り止めにせず強行されたものの、現地・配信の様子は凄まじいものだったようです。

X上のファン投稿を拾うとリアルが見えてきます。

「門別競馬11Rは濃霧のため運営は工夫して違う角度からレース映像を出してくれてるんやけど、ゲート出て10秒後にもう行方不明やん。こんなんでよう実況出来るで」(X投稿より)

「ベストグリーン強い……でもレースは濃霧で残念」(X投稿より)

ナイター照明と霧が反応して視界が真っ白になる現象は、海沿いの門別競馬場で時折起きるもの。それでも騎手と馬の安全を最優先に判断した運営の決断は、ファンの間でも「門別競馬さんが騎手と馬の安全を第一に考えて下さっている事が分かり心が温まりました」と評価する声が上がっています。

馬券はどうなる?全額返還の安心アナウンス

取り止めとなった第10R・第12Rの馬券は全額返還。地方競馬独自のチャレンジ馬券「トリプル馬単」も不成立となり、こちらも全額返還となりました。

馬券種別対応
第10R・第12Rの単複・3連単等全額返還
トリプル馬単(10R・11R・12R)不成立・全額返還
場外発売所購入分同様に全額返還
ネット投票分自動的に口座へ返還

楽天競馬・オッズパーク・SPAT4などインターネット投票勢は、特別な手続き不要で自動的に資金が戻ります。慌てる必要なし。

なぜ門別は霧が出やすいのか

門別競馬場は北海道日高郡日高町、太平洋に面した沿岸エリアにあります。春から初夏にかけて、温かい湿った空気が冷たい海水面に触れて発生する「移流霧(海霧)」が、この時期の風物詩。

ナイター開催の門別は18時頃から日没を迎え、気温が一気に下がるタイミングで霧が押し寄せやすい。過去にも7月や8月の濃霧によるレース中止が複数回記録されています(2023年8月、2024年8月の濃霧中止など)。

つまり今回は「想定の範囲内のリスクが、メイン直前に直撃した」というのが正しい理解です。

メイン「ステラヴェローチェ賞」が消えた重み

取り止めとなった第12R「ステラヴェローチェ賞」は、一般社団法人JBC協会協賛の特別競走。3歳以上のC3-2・C4-1組、外回りダート1700mの12頭立てで20時35分発走予定でした。

ステラヴェローチェといえば2018年生まれの牡馬、神戸新聞杯(G2)・サウジアラビアRC(G3)の勝ち馬。その名を冠した賞が霧で消えるのは、競馬の儚さをよく表しています。

SNSの反応(X・Yahoo!リアルタイム検索より要約)

「門別競馬がとりやめになっちゃったー ステラヴェローチェ賞だったのに 私のメイン……」(X/30代)

「11Rの映像、ゲート出て10秒で馬が見えなくなったの初体験。実況の人たち本当にすごい」(X/競馬ファン)

「トリプル馬単、結果なし/払戻全返還。びっくりするくらい濃霧だったので仕方なし」(X/予想クラスタ)

「門別競馬が騎手と馬の安全を第一に考えてくれているのが分かって心が温まった」(X/競馬好き)

「門別、大雪で中止と勘違いされてたけど、霧だからね……北海道の沿岸ナイターあるある」(X/道民)

北海道で霧と付き合うということ

電気工事で道内を回っていると、5〜7月の太平洋側で霧に巻かれて立ち往生することは年に何度もあります。襟裳・浦河・日高エリアは特に濃く、視界5メートルなんてザラ。霧の中の馬は、想像以上に危険です。「やる勇気」より「やめる勇気」の判断が、現場では一番難しくて一番尊い

その判断ができる門別の運営は、地方競馬の品格を守っていると感じます。

次回開催のチェックは公式で

濃霧で消えた2レースの代替開催は通常行われません。次回門別開催の日程・出走表はホッカイドウ競馬公式サイトで確認できます。

予想・データ分析を深めたい人には、こちらも参考に。

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まとめ──霧の夜が教えてくれたこと

2026年5月21日、門別競馬は霧によってメインを失いました。馬券は全額返還され、誰も損はしない設計になっている。勝負の場であると同時に、人と馬の安全を守るために「やめる」決断ができる場所でもある──地方競馬の良さを再認識した夜でした。

ベストグリーンが霧の中で走り抜けた11Rの映像は、SNSで語り草になりそうです。来週以降の門別開催では、晴れた夜空の下で全レースが見られることを願います。