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岩田父子、2日連続の落馬——京都競馬場で動揺走る週末

夕暮れの京都競馬場で芝の上に静かに置かれた鞍と手綱、遠景に厩舎へ戻る競走馬のシルエットを描いたイラスト

5月17日、父・岩田康誠が京都3Rで担架搬送

2026年5月17日、京都競馬場。3歳未勝利戦(ダート1900m)で先行していたウィムーヴが1コーナー手前で故障を発症。鞍上の岩田康誠騎手(52=栗東・フリー)が落馬し、動けずに担架で搬送される事態となった(netkeiba)。

直後は動かなかったものの、救急車に運ばれる際には両腕を上下に一度動かす様子が確認され、意識はある模様(スポーツ報知)。4R以降の7鞍はすべて乗り替わりとなり、診断結果と復帰時期は本記事執筆時点で続報待ち。

ファンの間からは「KO(岩田康誠の愛称)が動かない瞬間は心臓が止まった」「無事を祈るしかない」と心配の声が相次いだ。

前日5月16日、息子・岩田望来が鞍馬Sで落馬

事態がより重く受け止められているのは、前日に息子の岩田望来騎手も落馬しているからだ。

5月16日の京都メイン・鞍馬ステークスで、岩田望来騎手と吉村誠之助騎手が落馬netkeiba)。幸い両騎手とも落馬直後にコース上で立ち上がり、岩田望来は翌17日も予定通り騎乗していた。

しかしJRAはその後、5月16日の京都3R・3歳未勝利戦でアクアアイに騎乗していた岩田望来騎手に対し、5月30日・31日の2日間の騎乗停止処分を発表(ラジオNIKKEI)。タワワ、メイショウユウゲン、ルナフィオーレの進路を狭くした行為が制裁対象となった。

つまり親子そろって週末にハプニング——父は身体的な負傷、息子は制裁とアクシデント。岩田家にとって厳しい2日間となった。

京都競馬場、落馬続出のシーズン

実はこの週末、京都競馬場では浜中俊騎手、高倉稜騎手も負傷するなど、落馬事案が相次いでいる。春の重賞シーズンで馬場の使用頻度が上がり、馬の疲労も蓄積する時期——騎手にとっては最も気を張る数週間でもある。

ウィムーヴの故障についてJRAから詳細発表は待たれるが、競走馬の安全管理と騎手の身体保護は、競馬界が常に向き合い続けるテーマだ。

日本ダービーを目前に走る不安

岩田望来騎手の騎乗停止が5月30日・31日——これはまさに5月31日の日本ダービー当日に重なる。すでに有力馬での騎乗が予定されていた場合、騎手変更は確実。各陣営は対応を迫られる。

一方の父・岩田康誠は52歳。年齢を考えれば、復帰までの時間が長引く可能性も否めない。GⅠ3冠騎手の経験を持つレジェンドの動向は、引き続き注視が必要だ。

ファンができること

騎手の無事を祈ること、そして競馬を変わらず楽しむこと。それが現場で命懸けで走る彼らへの最大のエールになる。落馬から復帰した騎手が次のレースで魅せる姿——その瞬間こそ、競馬の本当の醍醐味だ。

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結びに

担架で運ばれる父、ハプニングと制裁を抱える息子。岩田家にとって、忘れがたい週末になった。けれど競馬は止まらない。来週もファンファーレは鳴る——その時、岩田父子のどちらかが、また鞍上にいることを願いたい。

安全第一で、また勝負服を見せてほしい。それが見守る側の、いまの正直な気持ちだ。