「テルヒコウ」誕生の秘密——TERUの本名がそのまま馬名に
馬名の正体は、GLAYボーカル・TERUの本名「小橋 照彦(こばし てるひこ)」 そのものだ。
命名のきっかけはYouTubeチャンネル「GENTEN HAKODATE(函館)の満腹食堂」の収録。友情出演した馬主・小田吉男氏(以下「小田よっちゃん」)が「仔馬に名前を付けてほしい」と依頼したことがすべての始まりだった。
TERUは自身のX(旧Twitter)でこう語っている。
「競走馬の命名なんて一生のうちにあるかないかの出来事なので、考えに考えた挙句、自分の分身のような馬になって欲しいと、自分の本名の『照彦』を使った名前にしました」
この投稿にはDAIGOが「テルヒコウのがんばれ馬券買いました!」と即反応し、ファンからも「ご両親からもらった名前で親孝行にもなる」と温かいコメントが殺到。競馬ファン以外にも広く注目された瞬間だった。
馬主・小田吉男とは何者か
馬主の小田吉男氏(54歳)は、TERUとも長年交流がある実業家。YouTubeチャンネル「GENTEN HAKODATE」への友情出演でも知られ、函館を拠点とする文化人・実業家コミュニティとの繋がりが深い。テルヒコウの母・ミッシングリンク(2018年TCK女王盃・JpnⅢ優勝)も小田オーナーの所有馬であり、テルヒコウはその預託生産馬という位置づけだ。
なお調教師の矢作芳人師(栗東)については、TERUが「飲み友、矢作先生の矢作厩舎です!」と公言しており、オーナー・命名者・調教師がいずれも北海道を軸とした人脈で繋がっているのが面白い。
血統を読み解く——父コントレイルが語る可能性
テルヒコウの血統は以下の構成だ。
- 父:コントレイル(無敗の三冠馬、2020年)
- 母:ミッシングリンク(2018年TCK女王盃・JpnⅢ優勝)
- 母の父:ヴィクトワールピサ(2011年ドバイワールドカップ優勝)
- 祖母:エーソングフォー(2008年紅梅S優勝)
父コントレイルは芝中距離を得意とし、産駒にも中距離適性と高い上がり性能を伝える傾向がある。テルヒコウ自身、新馬戦では逃げながら上がり3F 33秒7(メンバー中2位タイ) をマーク。末脚の質は折り紙付きだ。生産地は北海道日高町、生年月日は2023年2月27日の黒鹿毛。
デビューから現在まで——戦績を振り返る
新馬戦(2025年10月・京都芝1800m) マイペースの逃げから完勝。2着に後にきさらぎ賞2着となるエムズビギンを下しており、内容の濃い勝利だった。
東京スポーツ杯2歳S(2025年11月・東京芝1800m・GⅡ) キャリアわずか1戦でのG2挑戦。スローペースで逃げて差され、4着。それでもキャリア浅さを考えれば合格点の内容だ。
スプリングS(2026年3月15日・中山芝1800m・GⅡ) 3か月半ぶりの実戦。9番人気での出走で、好位3番手を追走するも、まくってくる馬が出たことで先行勢には苦しいラップになり14着に終わった。皐月賞優先出走権の獲得はならず。
坂井瑠星騎手「雰囲気は悪くなかったですが、前の馬には厳しい展開でした」
TERUの「すまぬ」と、ファンの温かい声
レース後、TERUはXに馬マーク付きで「すまぬ」の一言を投稿。競馬ファンとGLAYファン双方から、
- 「まだ3歳!また次です!」
- 「現地でパドック見ました。落ち着いてて格好よかった」
- 「函館から応援してましたよ」
- 「無事に走り終えてホッとしました。ワクワクな時間をありがとうございました」
と温かいリプライが殺到した。14着という結果でも、この馬の周りに集まる「空気」は明らかに特別だ。
次走・今後の展望——皐月賞は?その先は?
スプリングSで優先出走権を逃したため、皐月賞(4月19日・中山芝2000m・G1)への出走は別途登録・抽選が必要になる。現時点では次走の公式発表はない。
ただし参考データとして、東スポ杯2歳S5着以内馬は次走で好成績を残すケースが多く、血統的ポテンシャルは引き続き高い評価を受けている。また、中山の芝1800mは逃げ・先行型には厳しいコース形態のため、今回の大敗はコース&展開の不一致と見るのが妥当だろう。
クラシック本番を狙うなら、芝1800〜2000mの別路線経由(青葉賞・プリンシパルSなど)での皐月賞・日本ダービー挑戦シナリオが現実的な線だ。父コントレイルが三冠馬である以上、血統の底力はまだ眠っていると見て良い。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 馬名の由来 | GLAYボーカル・TERUの本名「小橋 照彦」から |
| 馬主 | 小田吉男氏(54歳・実業家) |
| 調教師 | 矢作芳人師(栗東) |
| 騎手 | 坂井瑠星騎手 |
| 血統 | 父コントレイル×母ミッシングリンク×母父ヴィクトワールピサ |
| 通算成績 | 3戦1勝(スプリングS時点) |
| 獲得賞金 | 1,320万円(中央) |
| スプリングS結果 | 9番人気・14着(2026年3月15日) |
| 次走 | 未発表(皐月賞別路線の可能性) |
「春を愛する馬」はまだ3歳。本名を背負った分身が、これから真価を発揮するステージはきっと用意されている。
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