2026年10月24日 更新|第87回菊花賞(GⅠ)・10月25日(日)15:40 京都11R 芝3000m|執筆:かめきち

結論から書く。8番ロブチェンと10番ダノンヒストリーの2頭軸。相手は1番・2番・5番・11番の4頭に絞る。3番人気の9番ゴーイントゥスカイは切り。理由は下に全部書いた。
前日24日21時36分時点の単勝オッズは8番が1.8倍、10番が4.0倍。上位2頭で抜けている。問題は「その2頭が本当に強いのか」ではなく、「2頭軸から3着に滑り込むのは誰か」だ。ここを外すと馬券は当たらない。
買い目(先に結論)
軸 8 10 / 相手 1・2・5・11
- 馬連 8−10(1点)
- ワイド 8−10(1点)+ 8・10 − 1・2・5・11(8点)
- 3連複 8・10の2頭軸 → 相手4頭へ流し(4点)
- 3連単 8・10の2頭軸マルチ → 相手4頭(24点)
2頭軸マルチは「軸2頭が1〜3着のどこに入っても拾える」買い方。3連単を24点に抑えられるのが利点。
前日オッズと18頭の全体像
10月24日21時36分時点の単勝オッズ(netkeiba)と枠順を並べた。1番人気ロブチェン1.8倍、2番人気ダノンヒストリー4.0倍。3番人気は武豊のゴーイントゥスカイで11.9倍。ここに4.0倍と11.9倍の差がある時点で、市場は「2強」と見ている。
| 枠 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 単勝 | 人気 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | エムズビギン | 岩田望来 | 38.8 | 8 |
| 1 | 2 | コンジェスタス | 西村淳也 | 23.6 | 7 |
| 2 | 3 | アウダーシア | 津村明秀 | 20.7 | 5 |
| 2 | 4 | ショウナンガルフ | 田山旺佑 | 228.6 | 18 |
| 3 | 5 | ジャスティンシカゴ | 原優介 | 13.2 | 4 |
| 3 | 6 | バステール | 川田将雅 | 41.6 | 9 |
| 4 | 7 | ラージアンサンブル | 坂井瑠星 | 140.2 | 16 |
| 4 | 8 | ロブチェン | 松山弘平 | 1.8 | 1 |
| 5 | 9 | ゴーイントゥスカイ | 武豊 | 11.9 | 3 |
| 5 | 10 | ダノンヒストリー | C.ルメール | 4.0 | 2 |
| 6 | 11 | アスクエジンバラ | 岩田康誠 | 23.0 | 6 |
| 6 | 12 | サノノグレーター | 田辺裕信 | 79.8 | 13 |
| 7 | 13 | キンググローリー | 丹内祐次 | 94.4 | 14 |
| 7 | 14 | マジョレルブルー | 戸崎圭太 | 45.2 | 10 |
| 7 | 15 | シートゥサミット | 酒井学 | 46.5 | 11 |
| 8 | 16 | ショウナンハヤナミ | 池添謙一 | 54.7 | 12 |
| 8 | 17 | チャリングクロス | 石川裕紀人 | 127.9 | 15 |
| 8 | 18 | ナリタエスペランサ | 北村友一 | 150.3 | 17 |

天候は曇、馬場は稍重(24日時点の発表)。京都の芝3000mは坂を2回越える。時計がかかるほど、切れ味型より持続力型が浮上する。相手選びはそこを軸にした。
軸① 8番ロブチェン──父が菊花賞馬という必然
皐月賞・日本ダービーの2冠馬。史上9頭目の三冠がかかる。前走の神戸新聞杯はハナ差の勝利で、内容は「圧勝」ではなかった。だが、ここで見るべきは血統だ。
父はワールドプレミア。2019年の菊花賞馬その人である。母の父Giant’s Causewayも欧州の底力型。つまりロブチェンは「3000mを走るために生まれた馬」の直系で、距離延長が不安材料ではなく本職に戻る側にいる。
枠は4枠8番。過去10年の菊花賞で、勝ち馬は3〜17番に散らばり、最内1枠と最外8枠からの勝ちはゼロ。8番はそのどちらにも該当しない。先週の秋華賞でも最有力馬が4枠8番から制しており、内でも外でもない中枠は、道中を自由に選べる位置だ。松山弘平騎手は牝馬三冠を達成した騎手で、牡馬三冠まであと1勝。史上初の両三冠がかかる。
軸② 10番ダノンヒストリー──未知の2連勝とルメール4連覇
こちらは「実績」ではなく「伸びしろ」で軸にする馬だ。1勝クラスを大差、2勝クラスを8馬身差で連勝。しかも舞台は北海道の芝2600m。菊花賞と同じ長距離を、圧勝で駆け抜けてきた。
父エピファネイア、母の父Tizway。エピファネイアは菊花賞と相性のいい血統で、スタミナと切れ味の両方を持つ。課題は相手関係のレベル。重賞未勝利の身でGⅠに挑むわけだが、今回はC.ルメール騎手が手綱を取る。菊花賞3連覇中、4連覇がかかる。前日輸送を選び、堀宣行調教師は「全く問題のない状態」とコメントしている。
枠は5枠10番。ロブチェンの8番と隣接した中枠で、互いの動きを確認しながら運べる並びになった。2頭軸にする根拠はここにもある。
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相手4頭の根拠
軸2頭は決まった。勝ち負けはこの2頭で決まる可能性が高い。だが3連系は3着が必要で、そこに穴が入るのが菊花賞だ。過去10年、1番人気は【3-0-3-4】。4回は着外に飛んでいる。だから軸は「堅く」、相手は「理由のある4頭」に絞る。
相1番 エムズビギン(8番人気・38.8倍)
父キタサンブラック、母の父Galileo。欧州のスタミナ血統を母系に持つ最も3000m向きの1頭。前走はGⅡ・芝2400mで5着、勝ち馬ロブチェンとは0.1秒差。着順ほど負けていない。1枠1番で最内をロスなく運べるのも、3着拾いの観点ではプラス。過去10年で1枠の勝ちはゼロだが、2・3着はある。頭でなく「3着に残るか」で買う馬だ。
相2番 コンジェスタス(7番人気・23.6倍)
父コントレイル。5月の京都新聞杯(GⅡ・京都芝2200m)を制している。京都の芝を勝っているのは、この舞台を知るアドバンテージだ。母の父Alamosaは豪州のスタミナ系。距離が延びるほど味が出るタイプで、前走の敗戦で人気を落としている今が妙味。西村淳也騎手との継続騎乗も好感。
相5番 ジャスティンシカゴ(4番人気・13.2倍)
前走のセントライト記念(中山芝2200m・GⅡ)で、3着に入ったアウダーシアに0.3秒差で先着。要するに世代の長距離路線で結果を出している馬だ。父スワーヴリチャード、母の父キングカメハメハ。3枠5番の内寄りで、道中は経済コースを取れる。相手の中で最も「軸を食う」可能性が高い。
相11番 アスクエジンバラ(6番人気・23.0倍)
前走はジャスティンシカゴと0.3秒差。福永祐一厩舎で岩田康誠騎手。父リオンディーズ、母の父マンハッタンカフェというスタミナ寄りの配合で、京都の長距離は向く。6枠11番は中枠。人気6番手で23.0倍なら、3連複の3着候補として価格は悪くない。
なぜ9番ゴーイントゥスカイを切るのか
3番人気・11.9倍。武豊騎手。父コントレイル。普通なら相手に入れる。それでも切る理由は3つ。
① 前走の負け方。3番人気で4着。勝ち馬に先着を許している。
② 血統の方向性。母の父Tapitは米国ダートのスピード血統。京都3000mの「2回坂を越えてからの持続戦」は、この母系が最も力を出しにくい条件だ。
③ 脚質。切れ味で勝ってきた馬で、長距離の消耗戦に替わると瞬間的な伸びが削がれる。
武豊騎手の手腕で3着に残す可能性はある。だから「完全消し」ではなく、買い目を増やしたくなったら最後に足す1頭、という位置づけにした。軸は8・10、相手は1・2・5・11。この4頭で足りると判断している。
馬券の組み立てと予算
2頭軸の強みは、点数を抑えながら3連系まで手を出せること。以下は一例で、予算に応じて調整してほしい。
| 券種 | 買い目 | 点数 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 馬連 | 8−10 | 1点 | 500円 |
| ワイド | 8−10 | 1点 | 1,000円 |
| ワイド | 8・10 − 1・2・5・11 | 8点 | 800円(各100円) |
| 3連複 | 8・10 − 1・2・5・11 | 4点 | 2,000円(各500円) |
| 3連単 | 8・10の2頭軸マルチ − 1・2・5・11 | 24点 | 2,400円(各100円) |
| 合計 | 6,700円 | ||
攻めるなら3連単マルチ、堅く拾うなら3連複4点+ワイド。個人的には3連複2頭軸4点を厚めに置く。軸2頭が3着以内に来る確率は高いと見ているからだ。
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よくある質問
Q. 菊花賞2026はいつ、どこで?
10月25日(日)15:40発走、京都競馬場・芝3000m(第87回菊花賞・GⅠ)。1着賞金2億円。
Q. ロブチェンは何枠何番?
4枠8番。松山弘平騎手、杉山晴紀厩舎。皐月賞・日本ダービーの2冠馬で、史上9頭目の三冠がかかる。
Q. 2頭軸とは?
「軸」として2頭を選び、その2頭が3着以内に入ることを前提に、相手馬へ流す買い方。3連複なら相手1頭につき1点、3連単マルチなら相手1頭につき6点で済む。
Q. 馬場は?
10月24日時点の発表は天候・曇、馬場・稍重。当日朝の発表で変わるため、最終確認は当日に行ってほしい。
Q. 予想は的中する?
保証はない。ここに書いたのはデータと血統に基づく一つの読み筋で、馬券の購入は自己責任で。

まとめ
菊花賞は「荒れる」と言われるが、過去10年で1番人気は3勝。極端に荒れるレースではない。軸は堅く、3着に穴を拾う——それが今年の組み立てだ。
軸は8番ロブチェンと10番ダノンヒストリー。相手は1番・2番・5番・11番。9番ゴーイントゥスカイは押さえまで。京都の芝3000m、15時40分の発走。三冠と4連覇が同じレースに並んだ年は、そう多くない。
参考:JRA 出馬表/netkeiba 出馬表・オッズ/日刊スポーツ(10月1日)/スポニチ(10月23日)/菊花賞2026 枠順確定/ロブチェン三冠展望
